【第14回セザール賞 作曲賞、音響賞受賞】
『レオン』リュック・ベッソン監督作品。カンヌ映画祭アウト・オブ・コンペティションに出品され、セザール賞では作品賞など7部門にノミネートされ作曲賞と音響賞を受賞した。
映像は素晴らしいが、物語に起伏がなく退屈に感じてしまった。リュック・ベッソンはやっぱり苦手。世界観が壮大な割に中身がないというか。
海を美しく映した撮影が素晴らしい。音楽もその空気感と合っていてステキ。
ただ、どうも物語に入り込めない。ジャン・レノを始めとしたキャストもあまりハマっているように感じない。キャラクターと物語の掘り下げが不十分なんじゃないかな。
潜水シーンも同じような描写の繰り返しで退屈。最初はおおっとなるけどそれが繰り返されると飽きてしまう。
リュック・ベッソンの世界観にはまれるかどうかが評価の分かれ道である気がする。僕はあまり入り込めなかった。もう少し丁寧につくってほしい。