ポンコツ娘萌え萌え同盟

蜘蛛 第一部「黄金の湖」のポンコツ娘萌え萌え同盟のレビュー・感想・評価

蜘蛛 第一部「黄金の湖」(1919年製作の映画)
3.7
サスペンス映画の名手のラングが本作で描いたのは超王道冒険活劇。
インカ文明にある秘宝を巡って冒険に出るケイと敵対するリオ・シャの引きいるスパイダーズに、それにインカには太陽信仰が強く残り犠牲を捧げる部族も登場。

アイテムや設定、純粋に冒険モノのエンタメとロマンで冒険心をくすぐる内容に大興奮。そして冒険にはサスペンスもつきものだ。
勿論ケイとスパイダーズの対立や対比として見てもそこそこ面白い。
映像として見どころはやはり古代のインカ文明の美術だろうか。インカ人の衣装からセット含めてそれらしさを出している。なによりもこの美術があるのも冒険心をくすぐる要因の一つになっている。

一方では本作が完全に続編ありといった構成で、ラストが続編のための引きになってしまっている。勿論続編は気になるけど、悲しい結末でモヤモヤが残る...。