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蜘蛛 第一部「黄金の湖」のarchのレビュー・感想・評価

蜘蛛 第一部「黄金の湖」(1919年製作の映画)
3.2
フリッツ・ラングの現存する作品の中でも最初期の作品が、いわゆるパルプ雑誌的な冒険活劇作品であったことには正直びっくりする。

レビューを観てもインディジョーンズの名前が挙げられているが、インディーが参照したのは、スピルバーグが子供の頃に観たb級冒険活劇(ソープオペラ)なので、もっと後の作品なので、直接的な参照作品ではないとは思うのが自分の意見。

フリッツ・ラング作品は閉塞感を感じさせる表現主義世界を構築する監督だと思っていたので、その作家性が発露する以前の作品として見応えがある。というかやっぱりドイツ期のフリッツ・ラング作品のあのテイストって奥さんのハルボウの影響力が大きかったのではないだろうか?
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