geluro

レイクサイド マーダーケースのgeluroのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

おもしろいっちゃおもしろいのだが、そんなに好みではない。そもそも東野圭吾がそんなに好きじゃないからかな。

塚本明がいい味出してる。
豊川悦司はちょっと臭い。


以下自分の記憶のためのネタバレ。
中学受験を控える子を持つ3家族が、どっかの別荘的なところに集まる。専任の講師である豊川悦司も呼んで3泊くらいする予定。

主人公の役所広司は、たぶんアートディレクター?的な仕事か。忙しい。写真家の女性と浮気してる。まぁ妻子とは別居しているが。で、妻に呼ばれやってくる。親子そろっての面談が必須だから。3家族の親それぞれが、子を名門中学に入れたくてがんばる。子は勉強など、親は面談練習。役所広司はそもそもそんな学校にやる必要がないと思ってるからやる気がない。
3人の子どもたちはほとんどセリフがないが、これはオチに向けて必要な演出。

役所広司の浮気相手が急に尋ねてくる。しかもなんか晩飯一緒に食うとか言うてBBQしとる。こいつ何考えてんねん。とか思ってモヤモヤする。女はメシ食って帰る。役所は夜にフケて女に会いに行こうとしてやめて帰ってきて?(記憶曖昧)、そしたらまさにその浮気相手の女が別荘で死んでる。妻が殺したと言う。その写真家の女が役所と別れろ、さもないと中学に暴露すんぞと脅されたからついカッとなって……なんて。
親たちはみんな揃って見ている。そして、役所広司に言う。隠蔽しようと。こんなのが知れたら受験どころでない、ここは誰も来ない私有の別荘、大丈夫。近くの湖に捨てよう。困惑する役所広司だがそもそも自分にも原因の一端があるし全員に気圧され従う。医者をやってる塚本明が指揮して、指紋消したり女の顔潰したり証拠燃やしたりする。ボートで湖に出て、女を捨てる。

なんやかんやあって、役所広司は気づく。おいおい豊川悦司よ、お前ここにおる親みんなから裏金もろて中学受験合格させるつもりなんやろと。女はその証拠写真持ってきたから、焦ってお前らみんなで殺したんやろと。
たが真相はもっとキツイ。女を殺したのは子どもたちだった。殺した理由は分からないし、3人のうち誰がやったかも分からない。しかし追求などできない、たとえ人殺しでも子を守りたいのが親だから。
役所広司は、あらためて受験の面談の練習に精を出す……。

みたいな話。まぁおもしろいんだけども、でもそんなにソソる話でもない……。
geluro

geluro