渋谷TSUTAYAのレンタル事業終了と知ってVHSを何本かピックアップしてきたが、目ぼしいものはほぼ借りられていた。
今作はデュモンの出世作で一応当時のカンヌで三冠に輝いた映画。
過去に妻子を亡く…
素人俳優二人がまさかのカンヌ俳優賞獲得らしい。
手持ちカメラは多分一切つかってない。
静かにそっと淡々と映像を繋いでいく。
主人公は恐らく感じすぎてしまう故に、人間に対して絶望してしまっている。…
ブリュノ・デュモンでようやくちょっと面白い作品に出会えた(ので逆に面倒くさい。完全にわからない方が楽)。
デュシャン『遺作』を想起させる殺人現場が大写しになり、この物語最大の燃料が投下されるが、刑…
この冷徹な質感や眼差しはムンジウやジェイランの映画にかなり似ていてひたすらに重くてドライ、いかにもカンヌが好みそうな映画だ。虚脱感が充満しておりミステリーものにも関わらず事件解明にひた走るような様子…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
絶望の淵から始まり、希望を求めて彷徨い続けて結局別の絶望に辿りついて終わるような、救いのない映画。露悪的な描写が特徴で、旧友と再会して親しげに会話している人物は同時に傍に居る女性を視姦し、少女を強姦…
>>続きを読む冒頭の入りがすごい好きで緩急のように入るでかい音を入れるのが好き
虫とかもわざとたからせてるのか?みたいな位置に配置している奴らが秀逸
まだまだ色々謎を残した映画となった。主人公が見ている先には…
他人の傷みをわがものとする神経繊細な警部補は、少女強姦殺人事件に為す術なく、想い寄せる女性には翻弄され。現場の灰空と野原、フランドル片田舎の不穏さ映す味わいは、大陸対極岸の傑作『殺人の追憶』を想わせ…
>>続きを読む妻と子どもを失ったせいで不能らしい刑事と、彼を誘惑する彼の友人の恋人の女、ドミノの心の邂逅を描く。
11歳の少女の強姦殺人事件の犯人を探す刑事。捜査に関わらず、不意に終盤に姿を現した犯人は弱々しく…