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見知らぬ乗客のmimicotのレビュー・感想・評価

見知らぬ乗客(1951年製作の映画)
3.8
見知らぬ人に興味を持たれ過ぎたら気をつけましょう。

ネチネチと主人公を追い回す悪役が怖すぎた。執拗で、話が通じなくて、何をしでかすかわからない...
けどこの作品は、そんなロバート・ウォーカーのサイコパス的な気味悪さが良いのですよね。悪役として素晴らしかった!

味があっていいなと思った主人公の愛人の妹役が、ヒッチコックの一人娘だと知って驚きました。彼女の眼鏡と、主人公の妻の眼鏡...レンズが分厚すぎて(目が縮小)美人って言われてもーーっ

そんな眼鏡やライター、小道具の使い方が上手くてハラハラしたし、影を使った演出とか、カメラワークも素晴らしかった。テニスコートのシーンはゾゾゾ〰︎ッとしました~
ヒッチコック作品は見せ方が巧くて期待を裏切らないです。
圧巻のクライマックスも好き。

じわじわと不気味で面白かったです。
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