SatomiHiromasa

簪(かんざし)のSatomiHiromasaのネタバレレビュー・内容・結末

簪(かんざし)(1941年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

清水宏監督、原作は井伏鱒二という映画。それにひかれて新年1本目として早稲田松竹にて鑑賞。
笠智衆は小津作品・寅さんシリーズで見ることが多いため、なんとも若々しい笠でびっくり。
それもそのはず、戦中に作られた映画なので若いはず。戦中に作られた映画ではあるがほのぼのとしていて、戦時間を感じさせないタッチが印象的だが、
途中、笠智衆が演じる若者が怪我をし、そのリハビリを宿泊している宿の宿泊客が応援するというシーンがあるが、「がんばれ、がんばれ」と老若男女応援するという構図は少し戦時中を思わせるような気もする。

清水宏監督映画はこれが始めての鑑賞になったが、構図も面白く別の作品も見たいと感じた。