踊らないインド映画。
設定年齢19歳のマッリさんのお話（眉毛が山田孝之っぽい）
ややスケールの大きい映画を低予算で撮った印象。今となっては題材も古いような。
提供にジョン・マルコヴィッチの名前がありました。

随分前に映画祭にて鑑賞し、強烈な印象を受けた作品の一つです。
タイトルを変えてソフト化されていたので最近まで全く気付きませんでした。
ネットで検索するとかなり細かい部分まで解説されてしまっているのと、全く情報なしに鑑賞して欲しい作品なのでレビューは避けたいと思います。
調べてみたところ、DVD(パケの酷さとタイトルがあまり知られていない原因になっているかも…)レンタルされています(新宿と渋谷のTSUTAYAに在庫があるのは確認)。

• #100?＊200?＊300?＊My＊Best＊Movies＊of＊All＊Time＊Nomination

主人公のマッリは、幼いころからテロリストとして育てられ、自らの感情を持たずに成長し自爆テロで死ぬことこそ最高の名誉とする集団に属している。

現在も世界中で頻発しているテロがあるだけにリアリティがあり、テロリスト側の視点で描かれているところが素晴らしい。出来ることならこれからテロを起こそうとしている人に見てもらいたいものだ。

テロはもっとも卑怯な手段だと思うが、元々のきっかけを作ってしまったのはイラク戦争を代表するように大国による大義なき戦争だったのだから負の連鎖はこれからも続くであろう。
しかし世界を変えるのは、実はこの映画に出てくるなんてことない爺さんだったりするんだと思う。