もめん豆腐

ミッション:インポッシブル3のもめん豆腐のレビュー・感想・評価

4.5
ポンコツはポンコツなりに学んだ。“スパイものは事前に調べろ”と。だからPart2からあらすじを読む→登場人物と役者の顔を抑えるを徹底。これでPart1と同じ轍は踏んでない。
ミッションインポッシブルシリーズの中でこれが今のところ一番面白くてカッコよくてオシャンティだった。2が音重視だったとして、3は車重視。出てくる車がカッコいいのなんのって。車に興味のないあてくしがそう思うのだから多分好きな人はもっとウハウハしてたはず。特にオレンジ色のランボルギーニガヤルド(カウンタックだと思ってたら違った笑)がカッコよくてマギーQが残念がったのと同時に、もったいないと心の声がつい口から漏れた。もったいないし「予算…」と、つい金勘定もしてしまうが、そこはハリウッドのA級映画。スーパーカーだって惜しげもなく爆発してしまうのよ!恐ろしい。CG使ってくれ。
そして今回はイーサン婚約&結婚の巻。自宅パーテーも家庭的なようなオシャンティなような。家もキッチン窓に簾がかかってたり、もはや日本の文化は世界に馴染んでいるのだなと実感。そして会話の中にイーサンの親は亡くなってることになってた。Part1ではいたよね。いない体で暮らしてるのか、スパイも大変ね。
小鳥好きとしては、上海に飛んですぐのカゴの小鳥に目が釘付けですわよ、奥様。メジロかな?目がくりくりしてて、ぷっくりした小鳥が好きなあてくしには何よりもサービスショット!
そして転がるラビットフット?を道路で追いかけるところは、セクシーハゲ=ジェイソン・ステイサムのトランスポーターと似てるけど、ステイサムの方が派手だしハゲてるからステイサムの勝ち。ハゲは強し。
齢50を過ぎて告白せねばならない恥は、これまでフィリップシーモアホフマンに注目してこなかったこと。『男が女を愛する時』『マグノリア』『リプリー』で見かけているはずなんだけれど全く覚えておらず、見る目がないと言わざるを得ない。こんな怪物(褒めてる)を見逃すなんて節穴だわよ。しかも彼とそんなに歳も離れてないのに。この作品でもとんでもない役柄がピッタリとハマっていて、つくづく惜しい人を亡くしたと胸が痛む。トム・クルーズの正義に対して圧倒的な悪を見せつけてきた。本人に仕返しするのではなく、鼻っからこの仕事と無関係な大切な人へやり返す卑怯なセリフばかり吐くのが悪の中の悪で清々しい。
内部の裏切りも、あんただったか!とまたしても騙され、チームも新しい顔ぶれのマギーQとジョナサン・リース・マイヤーズがカッコよくて、主演のトム・クルーズ以外にも全体的に全てがうまく纏まり誰一人外してなくて、最高のエンターテイメントだったZ
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