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戦場にかける橋のkazu1961のレビュー・感想・評価

戦場にかける橋(1957年製作の映画)
4.0
「戦場にかける橋」
原題「The Bridge on the River Kwai」
1957/12/22公開 アメリカ作品 2018-002
アカデミー賞作品賞再鑑賞シリーズ
1958年第30回 アカデミー賞作品賞

映画史に残る最も重要な映画の一つと言われている作品です。スティーブン・スピルバーグが「自分の映画を撮る前に必ず観る映画の一つだ」と評しているのもその現れですね。
この作品は、日本軍の捕虜となったイギリス軍兵士らと、彼らを強制的に鉄道建設に動員しようとする日本人大佐との対立と交流を通じ極限状態における人間の尊厳と名誉、戦争の惨さを表現した反戦映画です。しかしながら戦争シーンがあるわけでもなく、登場人物達が何を考え、何を語り、どう行動するのかに重点を置き、その複数の物語が交差しながら進んでいき、ラストシーンで全てを終結させています。その脚本の素晴らしさは絶妙ですね。
また、劇中で演奏される「クワイ河マーチ」も世界各国で幅広く演奏される、数ある映画音楽の中でも最も親しまれている作品の1つですよね。

ピエール・ブールの同名小説を名プロデューサー、サム・スピーゲルと巨匠デビッド・リーンのコンビで映画化した戦争大作。第2次世界大戦下の1943年、ビルマとタイの国境付近にある捕虜収容所を舞台に、捕虜となったイギリス人兵士と、彼らを利用して橋を造りたい日本軍人たちの対立と心の交流を描く。出演はウィリアム・ホールデン、アレック・ギネス、早川雪舟。57年度のアカデミー賞では作品賞、監督賞を含む7部門で受賞した。
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