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第五福竜丸
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『第五福竜丸』に投稿された感想・評価

TS

TSの感想・評価

3.3
短文感想 73点
1954年3月にビキニ環礁で行われた水爆実験。その死の灰を浴びてしまった第五福竜丸とその船員たちを描いた映画。被爆するのは結構序盤なのですが、その後の描写がジワジワすぎて恐ろしい。船員たちは日に焼けたように体が真っ黒になり帰ってくるのですが、髪の毛は抜けるだの後遺症は計り知れません。最終的には船長が亡くなるというところまでいくのですが、核実験がこうも人に不幸を与えるのだということを痛烈に描いた映画です。唯一の被爆国として考えさせられることも多いでしょう。
1954年1月22日:
23人の乗組員を乗せた遠洋マグロ漁船第五福竜丸が家族他大勢の人達に見送られて焼津漁港を出航。

3月1日:
南太平洋ビキニ水域で「西から登る太陽」(米国の水爆実験)に遭遇。

3月14日:
港に迎える人が一人もいない静かな焼津漁港に帰港。


同船の航海の様子と遭遇したその瞬間の一部始終と帰港後に原爆症になった船員達のその後、特に無線長だった久保山愛吉さんが亡くなるまでを描いた作品。

さぁ沢山マグロを獲るぞ!と意気揚々と出航した第五福竜丸の男達。家族や恋人を支える為に力強く働くエネルギーが迸る。彼らは揺れる船の上で殴り合ったり怒鳴りあったりワシワシとメシを食ったりいかにも気の荒い頑丈な漁師達。巨大なマグロを次々と釣り上げて行く様子を映す。
そんな彼らの運命を観客としては判っているだけに、「こんなに元気な彼らを何故!」とジッと画面を見つめてしまうことになる。
やがて訪れる船上の彼らの上に雪のように降る死の灰の表現がいかにも恐ろしく残酷で息を止めて観てしまう。

本作はビキニ事件から五年後に製作された反核のメッセージを込めた作品。
日本人の誰かが必ず作らねばならなかった作品を新藤監督が撮った。
作品内では本事件について謝らない米国。彼らの口からは今日まで公式の謝罪は一切無い。
私にはもっと強いメッセージがあってもよかった気がする。
重たい作品。
遠洋漁業に出ていたマグロ漁船「第五福竜丸」が、アメリカの予告なしの水爆実験に巻き込まれて…
若い船員の回復をよそに、亡くなっていく。
その後の話は知らんけど、まともにくらえば、後々、大変なことになっているんやろうな。
3度目の被爆という悲惨さ。
友好を保っているとは言え、アメリカも滅茶する。いまだに、広島、長崎も肯定論者が多いとも聞く。
今の若い人には罪はないと思うし、どっかみたいに蒸し返す気もないけど、心にはとめておかないと!!

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