囚人13号

忠次旅日記 御用篇の囚人13号のレビュー・感想・評価

忠次旅日記 御用篇(1927年製作の映画)
4.5
御用灯のタイトルがもう大好き。仁義だとか障子越しの影は前例や外国映画の影響があるものの、忠次の子持ち設定が決定的に他の時代劇と本作とを隔てている。第一、第二合わせて1分。

正直なところ迫力は『長恨』が圧倒的だが伊藤大輔の凄さはもう分かってるので、チャンバラ映画(と決めつけるのは良くないが)において主人公を動けなくしてしまうあたりからはこの作家が既に他との比較に値しない次元にまで到達していたことが伺える。山根貞男氏の後継者に遥かなる夢を託して…。
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