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娘十六ジャズ祭のhummingbirdのレビュー・感想・評価

娘十六ジャズ祭(1954年製作の映画)
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戦争孤児の歌のうまい少女が上京して、元人気歌手の「先生」と出会う。

雪村いづみの歌が圧倒的(オープニングは伏線?)。ミュージカルらしい遊び心のある場面が多くて、楽しい。出演者も豪華で、フランキーのドラムの場面も。

古川ロッパが浅草オペラの人気歌手だったという設定(ロッパは浅草の劇団出身なので、それを浅草オペラと言ってる?)。ロッパの気分を盛り上げるサクラ役は、同じく浅草の劇団(エノケンのカジノフォーリー)出身の中村是好。

カットは長めで、カメラワークに、出演者に複雑な動きも付けてあって、これ全部覚えたのかと感心する。

モダンなクラブから長屋まで手掛けた美術は「覗かれた足」の下河原友雄(この人は大映に行って、増村保造の作品で活躍したようだ)

「秋の新東宝祭り」
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