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慟哭のhummingbirdのネタバレレビュー・内容・結末

慟哭(1952年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

「イブのすべて」と佐分利信の出演した「誘惑」を足したような内容。悪女が出てくる作品は苦手で苦労して見た。

え、泣きたいのは木暮実千代ではないの?という感想。こずえを仕込むのに、木暮実千代を頼るのは身勝手だったろうに、それに気が付かないほどサブリンは自分のことに夢中(木暮実千代の美しさ、品の良さが際立っているから、いいのだろうけど)。

全体にとても丁寧に凝ったカット割。豪華キャスト。旅館で、窓からの景色にジワジワっとフレームインしてくる三橋達也がサスペンスフル。

佐分利信は49年ごろから芸研プロという独立プロの取締役に。51年に芸研プロが解散してできた東京プロと、新東宝が共同で製作したのがこの作品のようだ。
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