賽の河原

Tommy/トミーの賽の河原のレビュー・感想・評価

Tommy/トミー(1975年製作の映画)
3.2
知り合いに誘われたので観た映画ですね。ぶっちゃけwhoはそこまで好んで聴いたことのあるバンドではなくてね。人並みに聴いたことある程度で。
でも映画好きなら立川の極音上映とか爆音上映って噂を耳にしたことあるじゃないですか?そこんとこ興味あって行ってみましたよ。
結論から言うと耳が腐ってるんであんましよく分かんなかったですね。#腐敗
でも同行者が某ミニシアターで観たときは本当に音が潰れまくりだったそうなので、良かったんでしょう。正直「極音」って言うくらいなので相当な音の良さを期待してたんですけど、多分そういう期待値で行くものではないのかもしれない🤔
シネコンとか普通の映画館で体験した映画を極音とか爆音で噛み締める鑑賞法がおすすめだと思いますね。#お前の耳が腐ってるだけだぞ
映画自体もなかなか面白くてね。もともとのアルバム『トミー』からは「あれ?曲順とか変わってね?」みたいなテイストなんですけど、中盤までは「あー、トミーってこういう話だったよね〜」っていうロックオペラ的な展開ですよね。#最高
でも中盤以降はハッキリ言ってかなり観念的というか。抽象的な展開になります。まぁ面白いか面白くないかで言えば、ビジョン自体は結構トンがってるし、シーンごとに使われるモチーフそのものは象徴的な意味を帯びている感じがするし、読み解きようがある。whoに詳しくないマンなので「映画のなかとあのモチーフとこのモチーフはwhoの音楽性とこんな感じに象徴的に絡んでるってことなのかな?」みたいな話を同行者のthe whoガチ勢に聞いたんですけども、「そんなこと考えてみたこともなかった、考えるな。感じろ。何か分からないが涙が溢れるぞ」みたいな返答でね。まだまだ修行が足らないと思いましたね。
いやマジ映画とか身体で感じるものであってね。小賢しくメタファーがなんだかんだとイキってる時点で完全に人生間違ってるんですよ。
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