【出撃！黒いワンダーウーマン！】

『エスケープフロムLA』『ジャッキーブラウン』のパムグリア主演映画。

70年代低予算映画のいいところをギュギュっと盛り沢山に詰め込んだ、ブラックプロイテーションムービーの代表作の一つ。

ヤク中に陥った妹の仇を取るために、パムグリアが麻薬組織相手にたった一人で立ち向かうという、爽快なストーリーにパムグリアのパワフルな姿とソウルフルな音楽が合わさった、凄く面白く仕上がった傑作。

始まってからすぐにパムグリアがジャンキーの頭にショットガンをお見舞いするなど、インパクト抜群の描写が多くあり、そこに自立と解放を思わせるメッセージが加わっているのでとにかく記憶に残る作品である。

僕がこの映画を好きと思えるポイントは、
パムグリアが誰の手も借りずに"全部一人でやってしまった"ことだ。
パムグリアが演じるコフィーはただの看護婦で戦闘経験はないというのに本当に全部一人でやっちゃう！
サラコナーやリプリーでさえ誰かの手を借りていたというのに！

暗殺、潜入、突撃、その他なんでもござれ！
圧倒的に不利な立場をもろともせずに悪党を皆殺しにし、ヌードとバイオレンスと熱いソングを交えながら一気に復讐を果たしてしまう！
麻薬組織のアジトに突撃する場面なんかはターミネーターそのものだ！

パムグリアの魅力を100%に引き出した、素晴らしい作品です。

• #AIP
• #パム・グリア
• #ブラックスプロイテーション

「タランティーノが…」とか「ブラックスプロイテーション映画で…」とにかく多くの枕詞で紹介される本作だが、単純に低予算がゆえのアッサリ感がシャープでスピーディさを感じさせ痛快なアクション映画になっている。

低俗に思われようがおもしろければいいだろのアメリカン・インターナショナル・ピクチャーズ製作でも、麻薬蔓延させる白も黒も関係ない悪い奴らに戦い挑む女性というプロットはしっかりしてるなあと思った。この基本が長く愛されるのだろう。
味付けのノリノリサウンドや70年ポップカルチャーが最高に効いてます。

パム・グリアの女優としての魅力は最大なのだが、制作費ケチるための長回しがもっさりしてない監督・ジャック・ヒルの手腕が見事に掛け算になって決して安い映画にみえない。

今観ると当時の世相など情報量多いのも見所なんだろうが、ロジャー・コーマン仕込みのサービス精神!無意味なおっぱいポロリの多さとバリエーションの豊富さも見所だと思います。

ベッド

看護師のコフィーは、麻薬中毒になった妹の仇を討つべく麻薬組織に立ち向かうことを決意し、まずは地元のドラッグディーラーを射殺する
高級娼婦に扮して麻薬組織に潜入したコフィーは、裏社会の大物に接近して復讐の機会をうかがうが……

パム・グリアが主演したバイオレンスアクション

闘う女性
カッコいいです

誘惑

悪者たちを銃で次々と倒していく

女性たちがセクシー
ドレスを引きちぎる

雰囲気
テーマ曲も印象的でした