超現実的なイメージの鮮烈さで名高いブニュエル映画だが、そこにはブルジョアへの執拗な批判が見られる。一方で、ブルジョアの性的退廃を舌なめずりするように喜んでいる気配も濃厚にある。
本作は「皆殺しの天…
シュールな演出と掴みどころのない内容、
重要なことは大きい音にかき消されて聞こえない。
この物語の構成全てが大きな既得権益をどこか揶揄しいるかのような感じで、煙に巻かれた皮肉がたくさん。
上流階級や…
このレビューはネタバレを含みます
個人的にブニュエルの晩年の作品に見られるシュールな世界観が好きだ。
メキシコ時代には『忘れられた人々』のような、貧しくどん底の生活を強いられる人々を圧倒的なリアリズムな表現で描いた作品もあった。
し…
『自由の幻想』は馬鹿馬鹿しい作品と思ったが、こちらはどちらかと言えば好み。ブルジョワジーはそれなりの特権に恵まれてはいるが大した愉しみもなく、結局は彼らの人生という退屈で厳しい一本道を歩いていくしか…
>>続きを読む【なかなか食事にありつけないブルジョワたち】
最近お気に入りのルイス・ブニュエル監督
食欲だけではなく人間の三大欲にありつけない
私はストーリーにありつけない
本作を理解できないなんてなヽ(…
『昼顔』を観たのでせっかくだからとルイス・ブニュエル2本立てでこれも一緒に観ました。
ブルジョワたちのご一行が食事をしに友人宅やレストランを訪れるんだけど何故か毎回いろんなトラブルによって食べら…