マッサージ屋

ケンタとジュンとカヨちゃんの国のマッサージ屋のレビュー・感想・評価

3.0
児童養護施設で育ち、今は解体業の仕事をするケンタ(松田翔太)とジュン(高良健吾)。
ケンタは先輩の裕也(新井浩文)から執拗なイジメを受け、ある理由で毎月カネを支払っていた。
ジュンはナンパして捕まえたカヨちゃん(安藤サクラ)の家にすぐセックスをさせてくれる事とお金をくれるという理由で転がりこんでいた。
しかし溜めていた不満が爆発した2人は仕事場の事務所と裕也の車を破壊し、トラック等を盗みカヨちゃんも連れて北海道の網走に向かった。
そこはケンタの兄カズ(宮崎将)が服役している地で・・・。

『セトウツミ』大森立嗣監督の人間ドラマ作品。

確か2回目の鑑賞なんですけどイマイチ憶えてない。
初鑑賞かと思って今回見たんだけど所々憶えてるシーンがあったので2回目だと思う(笑)

幼少期から虐げられた生活を過ごしたケンタとジュン。
ナンパされたカヨちゃんも容姿のコンプレックスから愛情に飢えている。
そんな3人がひたすらよく分からない網走に向かっていくロードムービーなわけです。

閉塞感ある世界に風穴を開ける!的な爽快感な流れでもない。
旅するうちに変化する3人の心情が見ていても伝わってこないのが、記憶に留め辛い作品なのかも。