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ペーパー・ムーンのマッサージ屋のレビュー・感想・評価

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)
5.0
9歳のアディ(テイタム・オニール)は母親を交通事故で亡くし身寄りが遠く離れた叔母だけになってしまった。
葬式に参列したモーゼ(ライアン・オニール)は牧師からアディを送り届けるように頼まれてしまった。
アディの母親は酒場で働いていて客3人と関係を持っていたらしく、モーゼはその中の1人。
アディはモーゼの娘の可能性はあるが彼は否定している。
聖書を詐欺まがいに売り付け生計を立てていたモーゼはさっさとアディとおさらばするつもりだったが、彼女の頭の回転の良さを見て一緒に聖書を売りつける事を提案し・・・。

10歳だったテイタム・オニールは史上最低年齢でアカデミー賞助演女優賞をした作品です。
名作という事は知ってましだが今回初めて鑑賞しました。

男の子みたいな風貌でタバコまで吸うアディ。
大人顔負けの台詞や表情がとても笑える。
モーゼとのバディな関係がヘンなんだけど、ストーリー的には分かりやすいロードムービーなんですよね。
小憎たらしい少女なんだけど、ちゃんと自分を女として扱ってほしいというシーンとか微笑ましかったりします。

ラストもヘンに感動させようという台詞じゃなくて素晴らしい!
そこでそれを言うか!みたいな(笑)

実の親子の共演なので呼吸もバッチリな素敵な映画でした!