マヒロ

キートンの化物屋敷のマヒロのレビュー・感想・評価

キートンの化物屋敷(1921年製作の映画)
3.5
キートン化け物屋敷に迷い込む、というお話。

前半はウォール街の銀行で接着剤をぶちまけてしまった銀行員のキートンが巻き起こすハチャメチャ騒動を描いているんだけど、タイトルにもなっている不気味な屋敷にひょんなことから迷い込んでしまってからが本番。

ネタを明かせばこの屋敷は犯罪組織の隠れ蓑になっていて、人を寄せ付けないためにおどろおどろしい仕掛けを投入してあるだけなんだけど、それを知らないキートンがめちゃくちゃに驚きまくるのがおかしくてしょうがない。驚いた拍子にバク転しながら吹っ飛ぶ人なんて初めて見たよ。
割と初期の作品で、何が起きても無表情がウリのキートンが普通にビビって顔を崩してるあたりがまだキャラクターが定まってない頃なんだなぁという感じ。
個人的お気に入りシーンは、追いかけられるキートンが、画面の向こうから何故かカメラをガン見しながら突進してくるところ。こっちみんな。


(2015.119)
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