新社会人あるある。
就職によりあらゆる面で環境が激変し、相手が堪えられなくなって別れてしまう恋人たち。
この映画のように親しかった友だちも離れていってしまう。
アンディは服装やメイクからして全取っ替えとなったし、プライベートも無くなるほど忙しかったし、もはや別人の域にいたかもしれない。
若いから新しい環境に飛び込んだことで葛藤しつつも鮮やかに染まり、大胆に変化したのだろう。
この作品はそこらからの止揚といえる生き方の昇華と、育ってきた環境や仲間への帰還という、二軸の結末を描いた。
戻ってきたアンディを受け容れる恋人のネイト。たぶんいいやつなんだろうと思ってたけど、人としての器がでかいねー。
この監督、本作プラダで大成功して次に撮ったのがおバカな犬「マーリー」なのか。なんか納得。音楽の使い方とか全く一緒だ。