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BLUE ブルーのmimicotのレビュー・感想・評価

BLUE ブルー(1993年製作の映画)
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始まりから終わりまで
映し出されるのは
映像のないBLUE一色
美術館で流れてるみたいな
芸術的な作品なのかなって
情報入れず観たら
ブルーな気持ちになった

淡々と語られる詩のような言葉は
監督の声と友人の声
ティルダ・スウィントンの声も聞こえた
BLUEで満たされた画面を見つめて
言葉の意味を想像してみたら
息苦しくなって
画面のBLUEに引き摺り込まれそうになったから
外の空気を吸いにお散歩へ

忍び寄る死への不安と
友人への想いが語られる苦悩の日記

合併症で視力を失いつつある
デレク・ジャーマン監督が撮った
観客と分かち合う為の何も映らない作品
言葉と音楽を"感じる"遺作

こんなにも青い、青い遺書
かっこいいな

デルフィニウムのブルーを君の墓に捧げる
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