始まりから終わりまで
映し出されるのは
映像のないBLUE一色
美術館で流れてるみたいな
芸術的な作品なのかなって
情報入れず観たら
ブルーな気持ちになった
淡々と語られる詩のような言葉は
監督の声と友人の声
ティルダ・スウィントンの声も聞こえた
BLUEで満たされた画面を見つめて
言葉の意味を想像してみたら
息苦しくなって
画面のBLUEに引き摺り込まれそうになったから
外の空気を吸いにお散歩へ
忍び寄る死への不安と
友人への想いが語られる苦悩の日記
合併症で視力を失いつつある
デレク・ジャーマン監督が撮った
観客と分かち合う為の何も映らない作品
言葉と音楽を"感じる"遺作
こんなにも青い、青い遺書
かっこいいな
デルフィニウムのブルーを君の墓に捧げる