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続・荒野の1ドル銀貨のLEOのレビュー・感想・評価

続・荒野の1ドル銀貨(1965年製作の映画)
2.8
“続”と付けて『荒野の1ドル銀貨』の続編のような邦題になっているが、ジュリアーノ・ジェンマ主演なのが同じというだけで、全く関連がない作品。
クリント・イーストウッドの「ドル箱3部作」と同じようなものか…。

ストーリーは後半徐々にテンポアップしていくものの、とにかくまどろっこしくて焦れったいし、キャラの掘り下げ方や説明が足りずに意味不明な演出も多い。
顔をチックさせてるとか主人公の顔の傷をやたらクローズアップしてるが、その傷がなぜできたのかハッキリ説明がないとかね。
そーゆートコは大事じゃないか?

でもラストの対決シーンではジェンマが北軍の軍服姿で登場し、ライフル片手に、屋根から落下しながら、地面を転がりながら、飛び込みながらバッタバッタと敵を倒すアクロバットなガンプレイが炸裂!
昭和の時代の刑事モノやスーパー戦隊モノのアクションってこの辺から来てるんだろうなぁっていう元祖な感じがしますが、当時は目新しかったに違いない。

あと奥さん役のロレーラ・デ・ルーカが綺麗カワイイ感じで美しいし、エステバンとパコの悪兄弟の所業がスマートに残虐非道で良かった。

まぁぶっちゃけ見どころはその辺だけかな?
『荒野の1ドル銀貨』の方が面白かったかなぁ…。
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