コーマン製作、監督作の多くが引用されるがやはり『侵入者』の画面のただごとではない感じは抜きん出ている。『ディノシャーク』撮影時の様子も撮影されてるが、振る舞いがほぼ監督(そう切り出してるだけかもしれないが)。鮫の頭部が波打ち際に打ち寄せられるショットの忘れ難さは、ショット自体の的確さもあるけどスピルバーグの存在も意識してるからか。
錚々たる面々が次々にいかにコーマンの下で長編デビューを飾ったかを語っていくが、映画史的な語りではなく各々の青春について語っているようで微笑ましくなる。『バニシングIN TURBO』の予告にも出演したロン・ハワードの話とか超面白い。