わにたつまき

オテサーネク 妄想の子供のわにたつまきのネタバレレビュー・内容・結末

オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます


ポップでシュールな悪夢。

切り株を子供の代わりに育てていたら、化け物になりましたよって話。

シュバンクマイエルの短編は何本か観た事がありましたが、やっぱり不気味な夢みたいな感じ。
子供の出来ない事に悩んでいる夫婦が、切り株を子供の代わりに育てていたら、切り株が人喰いの化け物になるといった変な話。とにかくシュパンクマイエル印のコマ撮りクリーチャーは非常に不気味でゴア描写はないですが、めちゃくちゃ人を食べます。

ブラックユーモアもかなりエグい、不妊症の女性に差別的な発言をする子供、デカイ声で怒るしか能のない父親、子供を性的な眼差しで見るロリコンじじい、猫の扱いに妊婦の扱い、なんか凄く挑発的です。

食べものの映像も好きらしくて、食事のシーン等沢山出てきますが、全く美味しそうじゃない(笑)

リンチや大林宣彦みたいな現実と幻想の隙間を映像化してるような変な作品としか言えないです。

面白いけどね(=^▽^=)
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