「誰も知らない」でカンヌの男優賞を取った柳楽優弥の2作目の作品。
常盤貴子、蒼井優などいい俳優がたくさん出てた。（嫌な感じで武田鉄矢が出てきたのが面白かった）
この家族はみんな不器用すぎる。1番伝えたいこと言えなくて、お互い空回りする会話が見ていて辛かった。
実話をベースにしているため、この映画は物語自体のドラマ性というよりは、多くの動物たち（チンパンジーが可愛かった）が登場したり、タイの象学校や象に対する信仰だったりが面白かった。
坂本龍一の音楽映画だなと思った。坂本龍一の音楽は、毎回映画からほんの少しだけ浮いている気がする。その感じが映画に唯一の世界を作ってて心地よく感じるし、ありきたりな映像でも新鮮に思える力があると思う。
