しちれゆ

ある秘密のしちれゆのレビュー・感想・評価

ある秘密(2007年製作の映画)
3.8
昨年のクロード・ミレール映画祭上映作品をレンタルにて。
現在がモノクロ 過去がカラーで描かれるのだが最初それも分からず 時代が前後しまくるので混乱して2回見た。フランソワという語り手(男性)が子供時代、十代、中年(マチュー・アマルリック)と色々出てくる。フランソワの父はマキシム。
ナチスのユダヤ人迫害を絡めた物語だが普遍的なメロドラマ。
元凶はマキシム。マキシムはアンナとの結婚式の日、アンナの兄の奥さんタニアに一目惚れ。日本でいうところの披露宴の間じゅうタニアを目で追ってる。は?今 式を挙げたばっかりよ?新郎よ?💢その後アンナとの間にシモンが生まれても事ある毎にタニアにじっとりとした視線をおくる。この人いかにも好色💧けどタニアも実は満更でもなく…。それに気付いたアンナは情緒不安定になり取り返しのつかない悲劇へと繋がっていく。
こういう下世話な話もクロード・ミレール監督の手にかかると一級品になるからすごい。
そしてセシル・ドゥ・フランスのノーブルな美しさ✨普通ここまで完璧な女性だと男は見てるだけになる筈なんですけどね~。
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