ハコニワポップ

海の上のピアニストのハコニワポップのレビュー・感想・評価

海の上のピアニスト(1998年製作の映画)
5.0
ジュゼッペ・トルナトーレ作品は一時期「どうせお涙ちょうだいものだろ」くらいにひねた感情で避けてたんだけど大間違いも甚だしかった。全てのシーンが素晴らしい。お涙ちょうだいどころかむしろそんなものは要求してきてなんかいなくて、ただ淡々と物語が語られていく。何気ない目線や何気ない風景が全部美しくて、涙が出るのならその美しさに感動してしまうのだと思う。何回でも見たくなる一本。