WOWOW録画鑑賞
“キートンは言ってた
「神は信じないが神が怖い」と…
俺は神を信じる…
だが俺が怖いのはカイザー・ソゼだ”
〜ヴァーバル・キント
5人の悪党が集結した犯罪計画の顛末とは⁇
初鑑賞｡めちゃ面白かった〜
もっと早く観れば良かった〜
謎が謎を呼ぶクライム・サスペンス｡
脚本が秀逸！
と思ったら、今をときめくクリストファー・マッカリー‼️
誰も素性を知らない暗黒街の大物カイザー・ソゼとは……。
大胆なアイデアで観客をアッといわせた犯罪ミステリーの傑作。
受賞歴
・第68回(1995)アカデミー賞2部門受賞
助演男優賞「ケヴィン・スペイシー」
脚本賞「クリストファー・マッカリー」
・96年度キネマ旬報外国映画ベストテン第7位。
原題 『The Usual Suspects』（常連容疑者）
1995年米作品107分
監督・製作 ブライアン・シンガー
製作 マイケル・マクドネル
脚本 クリストファー・マッカーリー
音楽 ジョン・オットマン
撮影 ニュートン・トーマス・サイゲル
出演 ガブリエル・バーン ケヴィン・スペイシー スティーヴン・ボールドウィン
ケヴィン・ポラック ベニチオ・デル・トロ チャズ・パルミンテリ ピート・ポスルスウェイト ダン・ヘダヤ ジャンカルロ・エスポジート
翻訳者 戸田奈津子
（WOWOW番組内容より加筆）
アメリカ西海岸の埠頭で船が大爆発｡
麻薬の取引中に銃撃戦が起き、9100万ドルの大金が消え、多数の死者が出る｡
関税特別捜査官のクイヤン（パルミンテリ）はただ1人無傷で生き残った男、ロジャー・“ヴァーバル”・キント（スペイシー）を尋問する。
……話は6週間前に遡る。
匿名の情報を得たＮ.Ｙ.市警察と合衆国関税局は、銃を大量に積んだトラック強奪に関わったと見られる5人の“常連容疑者”を連行する。元汚職警官ディーン・キートン（バーン）は、数年前に自分の死を偽装したが、今は刑事弁護士の恋人イーディ（エイミス）の助けで、表面上は更生の道を歩んでいた。気弱なヴァーバルは、左半身が不自由だが計画の天才。タフなマクナマス（ボールドウィン）は家宅侵入のプロで、クレイジーな犯罪者フェンスター（デル・トロ）とコンビを組んでいる。トッド・ホックニー（ポラック）は、ハードウェアと爆破のプロ。彼らは”ユージュアル・サスペクツ“として取り調べを受けるが証拠不十分で釈放｡5人の犯罪者はこれを機会に結束し、市警の汚職警官の金儲けの手段で、禁制品を乗せて走るパトカーの襲撃を計画、みごと大量のエメラルド原石強奪に成功するが……｡
（WOWOW解説より）
アカデミー賞ではクリストファー・マッカーリーに対する脚本賞、ミステリアスな人物を巧演したケヴィン・スペイシー（「セブン」）に対する助演男優賞を受賞。
わが国の劇場公開でもオチを明かさないための途中入場禁止がなされ、面白いとの噂が広がってスマッシュヒットを記録。
監督は、後に大作「X－メン（X－MEN）」シリーズを第1作など4本を手掛けるブライアン・シンガー。脚本家マッカーリーと旧知の親友同士で、本作は2つの才能が全世界にたたき付ける、空前絶後の挑戦状となった。タイトルは“常連容疑者”という意味。
「パブリック・アクセス」で93年度サンダンス映画祭グランプリを受賞した監督のブライアン・シンガー、脚本のクリストファー・マッカリーの新鋭コンビの第2作で、95年度同映画祭に招待上映されて以降、世界各国でロングラン・ヒットした。
今では珍しく無いが、現在と過去を行きつ戻りつする複雑なプロット｡
・船の爆発事件｡死者多数、コカインと多額の現金が消える｡
・現在 事件の生存者ヴァーバルはクイヤン捜査官から取り調べを受ける｡
・6週間前 ユージュアル・サスペクツの出会い
・彼らが集結しエメラルド強奪から船の襲撃まで｡
・時折挟み込まれる現在の尋問シーン
そして語られる“カイザー・ソゼ”は実在の人物か、伝説の架空の人物か？
次第にその姿が描かれるが、二転三転の展開に、驚きながら最後に衝撃の事実⁈
観終わって、ジャケ写を見ていると、また観たくなる傑作でした‼️‼️
結局2回観てしまいました〜
【忘備録】ネタバレあり
（キャスト）
（ユージュアル・サスペクツ）
・ディーン・キートン Dean Keaton
演 - ガブリエル・バーン
元刑事の前科者。
過去に数々の犯罪に手を染めたが、現在は恋人のイーディの助けを借りてカタギになろうとしている。
・マイケル・マクマナス
Michael McManus
演 - スティーヴン・ボールドウィン
前科者。
短気で攻撃的な男。銃の扱いに長ける。
・フレッド・フェンスター Fred Fenster
演 - ベニチオ・デル・トロ
前科者。
マクマナスの相棒。英語に強い訛りがある。
・トッド・ホックニー Todd Hockney
演 - ケヴィン・ポラック
前科者。
爆薬の扱いに長ける。平気で仲間を裏切る性格。
・ヴァーバル・キント
Roger Verbal Kint
演 - ケヴィン・スペイシー
前科者のケチな詐欺師。
左側の手足が不自由。彼の回想に沿って物語は進行する。
（捜査官たち）
・デイヴ・クイヤン David Kujan
演 - チャズ・パルミンテリ
関税局の捜査官。
キートンを長年追っており、彼の生死を確かめるためキントを尋問する。
・ジャック・ベア Jack Baer
演 - ジャンカルロ・エスポジート
FBIの捜査官。
サンペドロ港で起きた事件を捜査する。
・ジェフ・ラビン Jeffrey Rabin
演 - ダン・ヘダヤ
警察の巡査部長。
クイヤンの尋問に協力する。
（カイザー・ソゼとその関係者）
・カイザー・ソゼ
演 - スコット・B・モーガン（ノンクレジット）
伝説的ギャング。
謎が多く、キントはネッシーを引き合いに出して存在自体が怪しいとしている。
・コバヤシ Kobayashi
演 - ピート・ポスルスウェイト
カイザー・ソゼの手下と名乗る弁護士。
・レッドフット Redfoot
演 - ピーター・グリーン
故買屋。
マクマナスに仕事を紹介する。
（その他）
・イーディ・フィネラン Edie Finneran
演 - スージー・エイミス
キートンの恋人。弁護士。
キートンの生活を手助けしている｡
