Pam

ダーティ・ダンシングのPamのレビュー・感想・評価

ダーティ・ダンシング(1987年製作の映画)
4.1
34年ぶりに鑑賞。

あのベイビーが年上だったのに、今やあたしもベイビーのお母さんの年。

すごいわすごいわ。パトリック・スウェイジ。

音楽聞いたらあの頃蘇るわー。

あの頃アメリカは強かった。というかアメリカの高校生はかっこよかったー。『フラッシュダンス』『フットルース』ですよ。フットルースなんか高校生が盗んだトラクターと自分の車のチキンレースするんですよ。すごくない?てか、アホ?

ま、そんなんの一緒のノリだろうと思って見逃していたことが多く今回発見できました。

これは結構、階級の話なのよ。彼女の家族は夏のバカンスを別荘ホテルで過ごす都会の医師一家。そしてそこで出会うダンス講師のジョニーはダンスのインストラクター。

従業員も同じ敷地内に住んでいるのですが、従業員なのでやはりお客様と同じとはいかない。クラブメッドのアニマターと、お客さんの恋といえばいいのでしょうか。

そのなかにも、従業員仲間の妊娠話などもあり(実は彼女中絶しない。生むんだって?ええ?ウソ!1987年当時の価値観だなとギクリ)それで成長していく話。

パトリック・スウェイジのプロ感と、ジェニファー・グレイのトロン感がなんかいい組み合わせ。パトリック・スウェイジはテキサスの有名なダンス教室の息子さんらしいからそりゃ基礎はバッチリ、悪いけど、トラボルタよりずっとうまいわよ。森山未来くん的なポジだったんだろうなぁ。

とにかく、このほろ苦い、現実、階級の差の恋から、とりあえず最後はダンスで踊って盛り上がってさいなら~という定番なのですが、これってまだまだ、焼き回しでミュージカルしたり、新バージョンがでたり、ある意味すごいいじり甲斐のある、いや、軽く思ってはいけない映画なのです。

この映画ほど過小評価されてる映画ないんじゃないかなと思うぐらい。ジェニファー・グレイの軽い微笑みがほんとうに可愛らしい。この役を、サラ・ジェシカ・パーカーと取り合って彼女になってよかったとおもう。サラ・ジェシカ・パーカーならもっとなんかギスギスした感じになってたかも。この頃のはやりの髪の毛ってバック・トゥ・ザ・フューチャーの彼女役の人たちもそうだけど、みんなふわふわで。。似てて顔が混乱するわ。

あと、無駄に真剣に踊りまくるパトリック・スウェイジの身体も、すごいわよー。この頃、多分そこまで肉体改造とか流行ってなかったと思うのだけど本当にダンスで鍛えた身体なのよ。

それで、このふたりがほとんど、キスもしないの。エロいダンスを踊るか、(ダーティだしさ)ベットシーンか。。なんかこのエロエロダンスのなかでもパトリックの指先まで気をつけて人に見せてるのよね。それがいいそれがいい。

あたしに珍しい4点超えよ!
Pam

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