SEULLECINEMA

暗黒街のSEULLECINEMAのレビュー・感想・評価

暗黒街(1927年製作の映画)
4.5
この頃の映画はクロース・アップが好きだよなぁ、と思いつつ、そのクロース・アップの必然性と特権性を存分に思い知らせてくれるフィルムだった。男女が背徳的に親密さを深めていく様子を日常的な素振りから描いてゆき、最終的に2人の顔のクロース・アップがその素振りの意味を決定づける。そして、イヴリン・ブレントとクライヴ・ブルックの圧倒的な美しさ。観るまでは単なるギャング映画だと思っていたので、その奥深い人間描写に圧倒された。
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