りょーこ

灰色の男のりょーこのレビュー・感想・評価

灰色の男(1943年製作の映画)
3.0
優しくピュアで美人な女性がクソビッチに嫉妬されて何もかもを奪われていく40年代イギリス産モノクロドラマ

なんで借りたのか記憶にないシリーズw

原題:The Man in Grey
をドリアングレイと見間違えて借りた、ような気がしないでもない(笑)

従者の少年が滅茶苦茶イイ子で、それだけが癒しでした☆

『タイタニック』みたいな構成(・ω・*)



イギリス、寄宿女学校。

美人で優しく人気者のクラリッサは、新入生で陰気なヘスターとも仲良くなる。
が、二人とも学校を出奔(笑)

数年後。

クラリッサは"灰色の男"と噂されるクソ男ローハン公爵と愛のない結婚をし、息子も取り上げられ、空しい日々を過ごしていた。

そんなある日、貧乏旅芸人になっていたヘスターに再会、城に呼ぶことに。
さらにそこで優男ピーターとも相思相愛となる。

親友も本物の愛も手に入れたと思っていたクラリッサだが、ヘスターは富と名声など全てを手に入れようと暗躍して……



この展開で何故タイトルが灰色の男なのかは不明ですが、原作ではもっとローハンについて書かれているのかな?

とにかくヘスターの欲しいモノはなんでも手に入れたい欲が、鳥肌立つほど恐ろしかった。

でもいるよね、こういう人。
生い立ちが関係しているのかもしれないけれど、とにかく親友でも誰でも利用し蹴落としてのし上がろうとする。

のし上がっても、きっと何処まで行っても満足は出来ないのだろうけど。

40年代のファッションや髪型、なによりイギリス訛りは心地好い♪

クラリッサをずっと慕っている少年トビーも可愛かったです~
りょーこ

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