星降る夜にあの場所で

カフェ・オ・レの星降る夜にあの場所でのレビュー・感想・評価

カフェ・オ・レ(1993年製作の映画)
4.0
星降る夜に押し入れ探検隊④

最初から最後までコメディタッチで展開していくので、がっつり組み込まれているはず人種差別、宗教、社会的身分の違いなどが観ていて少しものし掛かってこない。
この演出力はもっと評価されるべき。

過激で深刻な台詞も歯切れの良いテンポと絶妙なシチュエーションによって小奇麗にラッピングされ、フランス映画らしいロマンチックコメディに仕上がっている。
ラストのオチにも笑かせてもらった。

監督・脚本・主演したマチューの実父ペタ・カソヴィッツと、劇中でマチューの兄を演じたヴァンサン・カッセルの実父ジャン=ピエール・カッセルもワンシーンずつではあるが共演しているのも良い♪

誰がつけたか知らないが【Metisse】という原題を【cafe au lait】という邦題にした絶妙なセンスには感動すら覚えます。