イギリスのサスペンス映画『狙撃者』(1971年)を、シルヴェスター・スタローンさん主演でリメイクした作品で、ハードボイルド寄りなアクション作品に仕上がっています。共演は、ミッキー・ロークさん、そして『狙撃者』で主演を務めたマイケル・ケインさんも出演されています。ただ、本作は興行的には失敗だったみたいです。
ラスベガスで借金の取り立て業務をしているジャック・カーター(シルヴェスター・スタローンさん)は、弟のリッチーが飲酒運転をして事故死した知らせを聞き、彼の葬式へ向かう。
ジャックは、姪のドリーン(レイチェル・リー・クックさん)から、父親は酒を飲んだら車は運転しなかったと聞き、弟の事故死に不審を抱き、独自に調査を開始する。そして、リッチーとバーを共同経営していたクリフ・ブランビー(マイケル・ケインさん)に会い、事故当日のバーの監視カメラの映像を入手するのだった･･･。
リメイクの元作品『狙撃者』では、ジャックの兄フランクが飲酒運転で事故死しており、その死に不審を抱き調査を開始するという内容で、設定が若干違いますが同様のストーリーの様です。
全体的に、雨が降っているシーンや、雨が上がってもどんよりしている曇り空みたいなシーンが多く、ずっとダークな印象を醸し出していました。
そして、シアトルの暗黒街のボスであるサイラス・ペイスを、ミッキー・ロークさんが演じており、スタローンさんとの対決シーンはかなり盛り上がりました。
