回想シーンでご飯3杯いける

バタフライ・エフェクトの回想シーンでご飯3杯いけるのレビュー・感想・評価

バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)
3.9
“バタフライ・エフェクト”とは、「ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対側で竜巻が起こる」=初期条件のわずかな違いが、将来の結果に大きな差を生み出す、という意味のカオス理論の一つ。

主人公エヴァンは、とある事がきっかけで、自分の過去をやりなおす術を身につける。幼なじみの女の子ケイリーと果たせなかった約束「君を迎えにくる」を取り戻すため、過去の出来事を塗り替えていくものの、戻って来た現代は、より悪い展開に。予想出来ない展開を繰り返した末に、ケイリーの幸せを願うエヴァンが下した、最良の選択とは?

映画のキャッチ・コピー「最も切ないハッピーエンド」は伊達じゃありません(ちなみに、このシーンのBGMはOasis)。最後のドンデン返しも、突然やってくるもんだからインパクトは絶大。良く似た雰囲気の映画に「ドニーダーコ」というのもあるけれど、「マトリックス」以降を感じさせる、思い切りの良い演出が光るこの映画の方が僕は好き。