私実はこれは2022年の今回が初見で、めちゃくちゃおもしろいんですけど。。
しかし。。役者は誰も良くない。
みんな大根すぎる(ウイリアムハートと、ジュード・ロウを除いて)だがプロットがおもしろすぎる。さすがのスピルバーグ。
とにかくSFと手塚治虫とピノキオとブレードランナーとなんか全部混ざってる感じ?
特筆すべきは
テッドかよ!みたいな熊。なまえもテディだし。もっと下品にビール飲みだすのかとひやひやしたわ。いわゆる子供主人公のおしゃべり相手。キキでいう黒猫ジジね。あとジュード・ロウのセックスマシーンもよかったなぁ。彼のメイクは最高だし、。この頃のジュード・ロウの色気ってなんなの?っていうぐらいすごいわ。この人おかしい。De.Knowはグーグルだよねー。当時はなかったけど。当時はWikiもなかったんだよね。。
あとスクラップ祭り?のセットは最高。ピノキオのフェットフォレーンのシーンのなぞりだろうけど、このシーンの残酷さがすごく人間らしい。
ローズシティのセットもまたすごいんだわ。このアジア感。いつも夜のシーンで街が濡れてる感。盛り場の街で、人間は自分たちを作った神に拝みに行く。という教会シーンはなかなかいい。俗にある聖の象徴。宗教がさすがにコテコテのキリスト教が象徴になってなかったことが良かった。
ロビンウイリアムの声も聞けたし。
2001年見たら全然わかんなかったのかもしれない。もしかしたら今AIっていうものがだんだん具体的に私達もわかりかけてきてるのではないだろうか?
そしてラストの夢の中へ。。彼がヘリコプターで逃げてしまった世界からラストシーンの夢の一日が未来世紀ブラジルの最後のサミュエルがヘッドギアに被されてみる夢なのだ。それをちゃんと具体化し映像化するスピルバーグのサービス精神旺盛さにはまいってしまう。
「君のママは僕の客と同じ」とジュード・ロウが言うように
であり、決してDavidのママはいい人なんかじゃなくて普通の人だ。。鉄腕アトムのお父さんの博士と同じなんだけどこっちは子供が生き返ってロボットが要らなくなるという、だからバイバイ。そうなるよね。車が故障したら、修理の間、借りて、また使うのと同じ。鉄腕アトムは最後まで愛されなかったロボットだけど。。これだけママママというこのロボットの異様さもざらついてていい。
もしかしてスピルバーグ監督もこういう感じの子だったのだろうと彷彿させる。
当時はフレンチプレスのコーヒーが流行ったんだなぁと思いながら。このエディプスコンプレックスのシーンは例えば子でもかなりキモい。
彼の部屋にSinger のミシンが置いてあるの?も変だったけどね・・