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エイリアンVSヴァネッサ・パラディのBaadのレビュー・感想・評価

3.8
70年代~80年代はじめ風?かな、あまりの異様さに、結構ぶったまげました。

『理想の女』と一緒のヨーロッパ資本のアメリカ映画風映画ですが、こういうのこの頃流行ってたんでしょうか?

映像は風景なんかはちょっとアントニオーニがアメリカで撮った映画を思わせるところもあって、前半は凄く見応えがあって大傑作かと思ったのですが、後半はなんか70年代の低予算映画みたいな感じになってきましたねえ。

懐かしい感じで良かったんですが、なんか、これって自分でお金払って観る映画じゃないな、男の子に連れて行ってもらうか、二本立て800円の世界じゃん、と、完全に回顧モードになってしまい、それなりに楽しんだのになんとなくお金を払いすぎたような気分になってしまいましたので点数はこれでも低めにしてあります。

主演女優はジョニー・デップの奥さんのヴァネッサ・パラディです。なんか、この妻にしてこの夫あり、と言う感じですね。いい感じだったのですが、フランス映画のせいなのか、ステージの場面、彼女をはじめ結構芸達者な出演者が揃っていた様なのに、見せ場を作ると言うよりエピソードとして背景的に撮っているふうに見えたりして、もったいないような気もしました。

少しグロいシーンもありましたが、ストーリー的には単純明快なのでデートムービーに良いかも知れません。

(日本初公開時劇場鑑賞)
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