真綿で首を絞められるような、祇園の結ばれぬ男女。叶わぬ純愛に目を瞑ってもらえるのは、たった一夜のこと。脳に焼きつく”二階”。後半の人探しパートの疲弊感たるや。証言はどれ一つあてにならず、西へ東へ行っ…
>>続きを読むあまりにも物分かりが悪い佐田啓二…
一見メロドラマ調でありながら、一目惚れした相手(芸者)にいきなり「こんな仕事やめて俺んとこ来い」的なことを言い放つところからずっと、「女を(売買可能な)所有物と…
途中から長げーってなりましたが…
おそのが病気してるとか、皆して嘘をつき続けるのはなんで~?純粋そうな男は逆上するおそれがあるからだろうか。
はっきり「旦那がついたので」って
一言いえばいいのに…
バカ真面目男一匹・佐田啓二が欲望渦巻く祇園の世界に囚われた魔性の女・山本富士子を救おうとするサスペンス映画の様相。しかし、しかしである。海千山千の魔物揃いの祇園にひとり立ち向かうのはあまりにも無謀で…
>>続きを読むたまたま会った芸妓に本気で入れ込むしょうのない佐田啓二も金のためにその娘を匿う浪花千栄子もみんな切実でどうにもしがたくて素晴らしい。山本富士子が匿われてる部屋を覗く佐田啓二に笑う。そして岩下志麻ちょ…
>>続きを読む普通の人ならストーカーの話となるところ、佐田啓二がすてきなので、京都の迷路のような街並みと山本富士子に翻弄されるかわいそうな佐田啓二に見える。
お富士子さん、関西弁がうまいと思ったら、大阪出身だった…
隣近所まで口裏合わせるのまじカルチャーショックだし一気にサスペンス風味出てくる。京都おっかない。
化粧とは本音と建前あるみたいな含みか。
佐藤慶が話の枕だけなのウケたけど。
佐田のツラひとつで勘違い…
山本富士子の祇園芸者姿、完璧。
佐田啓二の執拗さ、岩下志麻の麗しさ、浪花千栄子と清川虹子のわるい密談、画家のモブぶりなど。
思い返すとブランコのシーンだけが圧倒的に生き生きしていて切なくなる。
溝口…