広島カップ

ゴールデンスランバーの広島カップのレビュー・感想・評価

ゴールデンスランバー(2009年製作の映画)
2.5
仙台を遊説中に爆破テロで殺害された総理大臣。その犯人として濡れ衣を着せられた主人公の逃走劇。

彼が逃げられるかどうかも確かに気になりますが、日本ではケネディ暗殺のような奥の深い陰謀が絡んだテロ事件なんかおそらく起きないんじゃないか?昨年7月の奈良での安倍首相銃撃や今年4月の岸田首相を狙った和歌山での銃撃事件など個人的な理由による襲撃というのがせいぜいではないかと思うのです。背後に政権絡みの陰謀が渦巻く事件なんて発生しないのではないか?日本にはオズワルドのような人物は存在し得ないのでは?と思っているので本作ではソレを匂わせているのが罪です。もし陰謀があるならばソッチの全容の方が気になってしまいますが、案の定ソッチ方面は煙に巻かれてしまっていて残念でした。
「陰謀は陰謀、逃走劇は逃走劇で本作は後者なのでご了承下さい」とハッキリ言われてしまっているようで隔靴掻痒の感が残りました。
私と同じように感じている人結構いるのではないかと思いますが。
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