未見の映画のレビューをするのもおかしなものですが、あえてチェックしたいと思います。なにしろ無声のシラノですから、どんな舞台になるのか、興味はつきません。それに、フランス語のシラノ、英語のシラノ、日本語のシラノに泣き、笑ったのですから、この次には、イタリア語のシラノ、そして無声のシラノを経験したいと思います。もし、ご覧になった方がいらっしゃいましたら、印象をお聞かせください。

なんぼサイレント映画が好きでも、今の観点からすれば骨董品と言わざるをえない。無声映画鑑賞会にて。フィルムに染色を加えたカラー版。

話はなんとなくくらいの知識のはずが、結構ガッツリ知ってたことに驚く。なので程々くらいには面白い。ロクサーヌが戦場で敵スペイン側を通り抜けていくのに、「愛するものの元へ」と答えてやり過ごす件は大変カッコイい。

あと、顔つきの月とか磁石を投げてそれにくっ付いて飛んでいくみたいな珍妙でキュートな面白描写は拾いモノ。シラノの学識とセンスを示すシーン。