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『芙蓉鎮』に投稿された感想・評価

あさと

あさとの感想・評価

2.8
文化大革命に翻弄される市井の人々の姿を描いた中国映画。

まず前提として、中国に興味なかったり文化大革命をまったく知らない方は2時間45分という長尺をゴールできないかもしれないです。自分は中国の勉強をしていたのでなんとか最後まで見たけど、かなり退屈に感じました。文化大革命によって右往左往する庶民を描いてるのであり、ドキュメンタリー風だから途中で飽きてくるかもしれません。

この映画で印象的だったのは、主人公夫婦に嫌がらせをしてくる女性の存在です。彼女は反乱分子を見つけては排除しようとする「過激派」なんだけど、途中から彼女が反乱分子として扱われ罰を受けます。誰が正義で誰が悪者かもわからない、善悪もあやふやなままに推進された「文化大革命」という運動の姿がリアルに描かれていました。

この映画をどういう趣旨で撮ろうと思ったのかはわかりませんが、政府のチェックが入ると言われてる中国でよくこの映画が撮れたな・・・と感じました。まあ、反政府的な映画がダメなだけでよくない歴史を映し出す映画はいいのか。文化大革命のドキュメンタリー風映画として見ればいい感じだけど、自分は退屈に感じちゃったのでこの評価にしました。
3618

3618の感想・評価

3.0
過去鑑賞記録。

公開当時、週刊朝日グラビアに本作特集が組まれていて、それを読んだのがきっかけで1990年頃にレンタル鑑賞。

無知だった自分が本作で中国や文化大革命のうわべだけでも知ることができたように思う。
文化大革命の時代に生きる女性の映画はチャン・イーモウ監督の「活きる」が名作。時代に翻弄されながら悲しみ、苦しみ、ぼろぼろになりながら生き抜く様子は今作も同様で、本当に恐ろしい時代だったんだと改めて恐怖に感じた。

昨日の味方は今日の敵。
仲良くしていたと思ったらあっという間に敵として吊し上げ、市民一帯となって攻撃する様子が本当に恐ろしい。右派だ富裕層だ、反乱分子だと攻撃対象を作り上げ団結力を高めるのは、弱いものをいじめて喜ぶ人間の心理を利用した恐ろしいやり方に思う。攻撃していた人が党員に拾い上げられ地位を得ると、今度はこびへつらうというのはあさましくもあるけど、それでも生きていかなければならない時代だったのだろう。文化大革命を生きた人々は、人間の醜さをいやというほど見たのだろうということがよくわかる作品だった。

主演の女優リウ・シャオチンはジャケットよりももっと可愛い。町で評判の気立ての良い美女が、後編では無表情で時代に耐えている。華やかさを持ちつつ厚みのある演技が作品に合っていて沁みた。「紅いコーリャン」出演、「鬼が来た!」監督のチァン・ウェンが恋人役。

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