2024年:60本目
202404:32本目
・シナリオ:☆☆☆☆★
・演出: :☆☆☆☆★
・雰囲気: :☆☆☆☆★
・個人的好み: :☆☆☆☆★
スタンリー・キューブリックの名作。
作品が撮られたのは東西冷戦の時期で、米露ともに宇宙開発に注力していました。
冒頭で猿人達がモノリスに触れるまでがじっくりと描かれ、その後宇宙での旅が描かれます。
宇宙船内の白い空間の中に存在する宇宙服や機内食などのカラフルな色。
対照的に宇宙はどこまでも黒く無音。
発達した技術を持ってしても宇宙の前では人間はちっぽけな存在。
また、AIの反乱も描かれます。人間はミスをする生き物だが、機会はミスをしないのか。
かなり前に作成された作品ですが、キューブリックが宇宙を題材としたSFをここまで精緻に描くことができたのは、原作者や宇宙研究関係者と徹底的に協議を重ねたから。
計算された構図と左右対称のカットは相変わらずでした。