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2001年宇宙の旅のmimicotのレビュー・感想・評価

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)
4.8
なんて美しくて怖いSFなんでしょう。

映画における芸術面に感動しがちなわたしは、冒頭の"人類の夜明け"から感動の連続。。

どのシーンを切ってもポスターに出来るような、映像の美しさ。そしてそれを引き立てる音楽のセンスの良さ。
「ツァラトゥストラはかく語りき」は勿論のこと、ジョルジュ・リゲティの「ルクス・エテルナ」は、広大な宇宙空間の美しさ、神秘性や恐ろしさを生み出す素晴らしい役割を果たしていた。

しかしとても難解。でも凄い!!
気づくと映画の中に入り込んで、無重力空間を歩き、地球や宇宙空間の神秘の美しさに感動したり、HAL9000に恐怖心を抱き、船内空間が窮屈で息苦しくなったりした。
そして眩しいほどの美しい光を浴び恍惚として、映画終了と共に帰ってきた。

窓を開けたら宇宙空間が広がってるのではないか..って。家の中もいつもと違う感じがする。
観たというより体感した不思議な作品だった。
理解は出来てないけれど、それでもいいかな。
体感できた幸せの方が大きい。

凄い才能!いつかIMAXでもう一度観たいです。
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