アルルカンベア

2001年宇宙の旅のアルルカンベアのレビュー・感想・評価

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)
3.8
✴️"映画史上エベレスト級の
最難解シネマ"と名高い?
SF映画の金字塔🤓

今から50年前に製作された
インパクトを失うことなき
誠の名作‼️

"午前十時の映画祭"企画で
TOHOシネマ日本橋にて鑑賞

✴️鬼才S.キューブリック監督が
あるべき必要説明をカットし✂️
BGM🎶も全く違うものに差し替え
謎❓が謎❓を呼び過ぎる
最難解映画に仕上げた😅

1968'公開から
どれだけ多くのヒトが
視聴し挫折したか
わからない…

鑑賞者のアタマに
疑問のハテナマーク❓を
ポンポコ異常量産せしめ
記憶に残る作品へと
昇華させることに成功🤓

✴️やはりSF宇宙系作品は
シアターで観ると迫力がまるで
違いますねー😳

数年前に自宅の46インチで
観ましたが段違いですわ‼️

宇宙空間に吸い込まれて
浮遊感があり…

"スターゲート"の光の渦が
カラダを包み込み
擬似ドラッグトリップ状態に‼️

✴️モノリスから発せられる
うめき声のような不協和音

シアターだと音響抜群なんで
その世界観に一気に
叩き込まれますわー😲

✴️人工知能コンピュータ
"HAL9000"の
暴走と人間への攻撃

今始まりつつある
AI万能世界到来とその恐怖を
この時期(1968)から
描いていたんですねー🤔

✴️ヨハン.シュトラウスの
"美しき青きドナウ" 🎶

リヒャルト.シュトラウスの
"ツァラシュトラはかく語りき"🎶

が独創的かつ効果的に活用‼️

クラシック音楽を映画で使うのは
当時珍しかったとか…

✴️不可解な最後の洋部屋シーンの
意味は?

実は監督が日本のインタビュアーに
回答した動画が先頃見つかったそうで
それによると…

☟ ☟ ☟ ☟

ボーマン船長がいた部屋は
いわば「人間動物園」であり
形を持たない知的生命体が
船長をあの「部屋」に押し込んで
観察していた…

船長の人生があの部屋で
終わりを迎えたとき
彼は「時間を超越した存在」
となったのだ

船長のいた部屋を
わざと不自然なフランス調にしたのは
それが「知的生命体が考える」
人間にとってのいい環境であるから

ちょうど人間が「動物園」において
「人間が考える」動物にとっての
いい環境を作り出そうとするのと
同じことだと…

そして
船長の「観察」が終わった後
彼は何らかの「超越存在」に
変異させられた…

✴️YouTubeのWOWOW 映画塾
"2001年宇宙の旅 "予習&復習を
ご覧になることをオススメします。

映画評論家.町山智浩宇治の
詳細解説は素晴らしいです‼️

✴️
2021.7.10
TOHOシネマ日本橋
午前10時の映画祭企画
1,500円