マルチェロ・マストロヤンニはイタリアを代表する唯一無になる俳優です
そして相当浮き名を流したであろう色気のある俳優でもある
日本人で言うと、
森繁?西田?松平?
ちがうな
若い頃のマルチェロはとにかくハンサムでカッコよくて二枚目俳優、ヴィスコンティの"白夜"やフェリーニの"甘い生活"ではまさに美形役
"ひまわり"の頃には哀愁がすでに漂い、性格俳優的な色が濃くなり、その後はより深みのある俳優へと、まさに人間のそれそのもの
1987年のこの作品はとにかくマルチェロがかわいい、女たらしでダメな男なんだけどそれでも愛おしい可愛さ、奥さんのお家がブルジョワお金持ち、それをいいことに遊んでばかり、挙げ句の果てにはロシア人の人妻に恋をする
そして家の事業が経ちいかなくなった時、奥さんに泣かれ、好きな女性への思いを断ち切る選択をするところは観ていて可哀想になってしまった
そして感動的でロマンチックなラスト
さすがイタリアらしい
しかし監督はソ連のニキータ・ミハルコフ
よくやった
マルチェロマストロヤンニの話すイタリア語がとても好き