ひこくろ

禁じられた遊びのひこくろのレビュー・感想・評価

禁じられた遊び(1952年製作の映画)
3.4
タイトルと音楽だけ知っていた映画を初めて観た。

幼い子供を主役にしたことで、死とは何なのか、宗教とは何なのか、というテーマが浮き彫りになっているのが面白い。
ミシェルもポーレットも、死そのものは理解できない。だから、墓を作るのも飾るのも遊びでしかない。
一方、大人たちにとっては墓も十字架も死者を弔う重要な意味を持っている。
当然、両者は対立してしまう。けれど、どちらかが正しいあり方なのかの答えは出されない。
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