広島カップ

X-ファイル:真実を求めての広島カップのレビュー・感想・評価

X-ファイル:真実を求めて(2008年製作の映画)
3.0
1960年代に人気を博した米国製TV番組シリーズ「ミステリー・ゾーン」の正統派後継TV番組ではないでしょうか?1993年からアメリカで製作された「X-ファイル」。
ミステリー...に較べると大人向けに洗練された印象で、ミステリー...を若い時に観ていた視聴者をターゲットにして製作したのではないかと感じます。

その番組の映画化第二弾が本作。
第一弾『X-ファイル ザ・ムービー』(1998)に較べると超常現象のスケールが小さくなっていて、「ウルトラQ」を子供の頃に夢中になって観ていた私としてはストーリー的に少し物足りない。
もっと霊とかUMAとかUFOとかが沢山出てきてくれる方が好みです。

本作のモルダーとスカリーは既にFBIを引退しておりスカリーは本業の医師をしています。手術着の彼女がとても綺麗なのがちょっとビックリでした。

お馴染みのテーマ曲も含めて本シリーズの困り物が眠気を誘う劇伴。
音楽はマーク・スノウで『ニキータ』(1990)を手掛けています。
低いところで絶えず鳴っているストリングス主体の環境音系の音が仕事で疲れた身体に優しい?けど悩ましい。
もっとB級ミステリー作品に倣って心臓発作を起こさせるように時々バァァァ〜ン!!とやって欲しい!睡魔から解放して欲しい!とも感じますが、この辺りが大人向けに洗練した感じを思わせるところなのでしょう。
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