うさどん

悲情城市のうさどんのレビュー・感想・評価

悲情城市(1989年製作の映画)
3.8
本日の巣ごもり鑑賞。
1945年・第二次世界大戦の終結と1949年・中華民国の直接統治開始までの間の、基隆の林一家の盛衰を中心に、歴史に翻弄される台湾社会を描く。

1987年7月の台湾の戒厳令解除によって、撮影・鑑賞できたこの作品によって、よく知らなかった対戦後の台湾の混乱の一端を知ることができた。

3時間近い長い映画が短く感じられる、濃密なドラマと、1989年の金獅子賞を与えたヴェネツィア国際映画祭に感謝。