arzach

の・ようなもののarzachのレビュー・感想・評価

の・ようなもの(1981年製作の映画)
3.6
話の話、のようなもの、

タイトルの曖昧でぼやけた感じが好きで鑑賞。
売れない落語家、もともと話すことが得意でセールスマンか噺家のどちらかにという特に野心のない男。

恋人の女子学生の親から下手くそと言われ、帰り道をひたすら歩きながら口から止め処なく漏れる言葉の羅列。
悔しいのでも、悲しいのでもない。心の底の何かを埋めるように言葉が口から放たれる。
シントトシントト

どこまで行ってもこの身からは逃れられない。でも歩き続けてふいに朝を迎えれば、不思議と何かが軽くなっていた。
arzach

arzach