囚人13号

ハーヴェイの囚人13号のレビュー・感想・評価

ハーヴェイ(1950年製作の映画)
4.5
ジェームズ・スチュワートという俳優イメージから長らく抑圧されてきた、彼の性欲メタファーとしての(恐らく童貞にしか見えない)巨大ウサギ。
ゆえに結婚やセックスにばかり過敏でファンタジーを信じない輩は見ることができないし、いつまでも少年として振る舞うことを彼に期待しておいて、いざその通り成長すると大人どもは勝手に苦しんでる。

舞台劇の名残りというかそれを意識して撮られてるんだろうが、ほぼ自宅と精神病院と酒場を往来してるだけのカオスが小気味いい。檻がゆっくり閉じてくラストカットクソ怖くないか!
囚人13号

囚人13号